アルティメットニッパーは、ゲートカットに特化して「究極の切り口」を追求したニッパーです。
Φ3mmほどのランナーをスライスカットしてみると、スルスルと刃が入っていき、ほとんど音もなく切り終わります。
この驚異的な切れ味は、刃物で有名な新潟県「燕三条」の職人が刃付けと刃研ぎを行った極薄の「切刃」(きりば)と、「片刃構造」によるものです。
「片刃構造」とは、刃の一方を「切刃」とし、もう一方を「まな板刃」とする構造です。
「まな板刃」が切断対象をしっかりと保持し、極薄の「切刃」がナイフのように切断対象を切り落とします。
切れ味がいいので、デザインナイフで削いだような滑らかな切断面を得られ、プラスチックの白化(断面が白くなってしまう現象)を最小限に抑えます。
一般的なニッパーに比べると切断跡がきれいなので、プラモデルを塗装せずに完成させたい人にもオススメです。
塗装する人にとっても、パーツに刃を沿わせてゲートを残さず切っても切断跡がえぐれないので、ヤスリやナイフによるゲート処理が最小限で済むという利点があります。
細かいパーツを切り出す際にも、パーツがパチンと飛んでいくことが少なく、飛んで行ったパーツを探す手間からも解放されます。
大幅な時間短縮ツールとしても活躍します。
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