・ミニ四駆 バネピボットダンパー ドリリングプレート ARシャーシ FRPフロントワイドステーや ARシャーシ FRPリヤワイドステーを用いて、 バネ式ピボットダンパーを製作する為のドリリング治具です。
AR用ステーだけで無く、通常品のカーボンステーにも対応しています。
FRPやカーボンステーにはネジ径2mmよりも大きめの穴が 開いている為、ステー同士を重ねた位置出しでは 穴位置が微妙にズレる事が多いですが、本プレートは 正確に2mm径の穴が開いており、FRPステー側から 付属の皿ビスにて固定し加工を行えば、正確な位置に 穴を開ける事が可能です。
また、複雑な構造と回転動作による可動の為、 作成難易度高めと言われるバネ式ピボットダンパーを 本プレートに沿って削るだけで正確に作成出来ます。
加工用プレートはどんなに注意しても加工の際 ドリルやヤスリにより少しずつ削れる消耗品ですので、 実用品と位置付け余分な装飾を省略する事で、 消耗時の再購入や、より治具を必要としている お子様でも気軽に購入できる価格を目指しました。
また、フロント用、リヤ用の2組をセットしましたので、 このプレート1式で前後ダンパーを製作して頂けます。
(製品構成) ・Drilling Plate フロント土台用 1枚 フロント駆動部用 2枚 リヤ土台用 1枚 リヤ駆動部用 2枚 合計 6枚 ・プレート取付用皿ビス 2mm× 8mm 4本 2mm×15mm 4本 (製品仕様)
素材:プレート 国産SECC材(スチール)
:付属ビス ステンレス (商品についてのご注意) ステー取付の際には、可能な限り付属の ネジを用いるようにして下さい。
制度優先の設計を行っている為、 ステー取付の穴径をシビアに設定しており、 ミニ四駆用ネジの場合、比較的太めの キャップスクリューや、通常ビスでも ロットによっては穴に通らない場合が御座います。
又、ドリルにて穴を追加する際にもドリルによっては 多少ドリリングプレートの穴を広げる形となりますが 問題ありませんのでそのまま貫通して頂ければ幸いです。
(注文、配送に付いて) こちらの商品は基本 「メール便(全国250円均一、ポスト投函、追跡可能)」 での配送となります。
配送はポスト投函となり、 投函後に発生した盗難等の補償は一切出来ません。
代金引換ご希望や盗難等トラブルが心配な方、配送時間指定をご希望の方は、 注文画面にて、「宅配便(代引き対応、手渡し配達)」に 変更可能ですので、そちらをご検討頂けますよう、よろしくお願い致します。
複数商品をお買い上げのお客様で、配送サイズがメール便の 容量を超えてしまった場合には、宅急便に変更される場合があります。
この際の時間指定等宅配便サービスは承れませんが、変更された場合でも、 送料はメール便料金(250円)となります。
ご注文商品の合計金額が3,980円以上の場合は、 配送方法に関わらず送料無料となります。
(ダンパー製作例)
※こちらの製作例は一例で有り正解ではありません。
ユーザー様の創意工夫でより良いダンパーの製作にお役立てください。
今回使用する材料です、 ドリリングプレート以外に購入が必要な物は以下の通りです。
・ARシャーシ FRPフロントワイドステー 3セット ・FRPマルチ補強プレートセット 1セット ・AO-1015 2mmロックナット10個 (2個使用) ・ミニ四駆AOパーツ スライドダンパースプリングセット 出来る限り簡単に製作出来るようステーの数が多めになっていますが、 工夫次第では使用するステーの数を減らす事も可能です。
今回はフロント側を製作していきます。
プレートにはフロント用とリヤ用の2種類がありますが、 プレート表面にポンチの凹みがある物がリヤ用となります。
バネ受けになる土台と、駆動部分のステーを作っていきます。
ステーにドリリングプレートを取り付け、 赤で表示された部分をカット、穴開けしヤスリで形を整えます。
バネ受け土台は2枚製作した後、接着して3mmのステーを作ります。
削る際は、ミニ四駆ワーキングボックスを使用すると、 削りやすく、削りカスも飛び散らず非常に便利です。
バネ受け土台の接着中に底ステーと蓋ステーを作ります。
この工程だけは、フロント、リヤ共に、 フロント用ドリリングプレートを用いて下さい。
直ステーにドリリングプレートを取り付け、 赤で表示された部分のカットと穴追加を行います。
底ステーは追加した穴に皿加工をしておくと 皿ビスを使って底部分を平らにすることが出来ます。
全てのステーが出来上がったら、組み立てていきます。
(1)底ステーに皿ビスを通します。
(2)バネ受け土台のステーを取り付け、バネを角穴に取り付けます。
(3)駆動部ステーを取り付けます。
(4)蓋プレートで駆動部ステーとバネを固定します、 固定にロックナットを使う事でダンパーの硬さとガタつきを微調整出来ます。
最後に駆動域制限部分の穴に下からビスを通し、 真鍮を入れた後ナット止めして完成です。
完成したステーをマシンに取り付ける場合は、 駆動域制限部の穴を利用し写真のように取り付けます。
商品説明の通り通常品カーボンステーでも製作出来ます。
また、リヤステーでの製作も概要は同じです。
駆動範囲を変更したい場合は、ローラーの取り付け穴を 工夫する他、この部分の幅を調整する事で狭めることが出来ます。
ただし、逆に広げてもバネの厚みぎりぎりで設計している関係上、 駆動域が広がる事はありませんので注意が必要です。
駆動域に関してはピボットである以上、 ローラーの取り付け位置で駆動範囲が大きく変わってきます。
基本的に回転軸となる穴から駆動方向に遠い穴程 駆動範囲が広くなります。
図の左側はARワイドステーに元から空いている 標準穴を使用した際に動くそれぞれのローラー駆動範囲です。
リヤ側を見ると解るとおり、9mmローラーと11mmローラーの穴は 駆動軸よりも奥に有る為、ピボットが駆動すると、 幅が広くなる方向に動いてしまい使用出来ません。
9mmローラー、11mmローラーをリヤで使用したい場合は、 バネ受け土台はリヤステーで製作、駆動部分はフロントステーで製作し 組み合わせるなどの工夫が必要になります。
ドリリングプレートで作ったバネ受けと駆動部ステーは フロント、リヤどちらも好きな組み合わせで使用出来るよう 設計していますので、使用するローラーや動かしたい駆動域等を 考慮し、組み合わせてご使用ください。
図の右側は19mmローラー使用時に拡張穴を追加工した場合の 駆動範囲になります。
追加工用の穴がドリリングプレートに 設定されていますので、お好みに応じて追加工して頂き、 そちらの穴にローラーを取り付ける事によって駆動域を調整出来ます。
簡単ですが製作例を紹介致しました。
ドリリングプレートを活用して頂き、 皆様のマシン性能の向上にお役立て頂ければ幸いです。
作り方の詳細はこちらからPDFでもダウンロード出来ます。
(2018-06-13追記) 作成したピボットダンパーの 強度についてお客様よりお問い合わせがありました。
設計計算上は十分走行に耐える強度は確保していますが、 (ただしピボット動作時にコース幅よりも車幅が狭くなる設定は必須) 念の為、公式ロッキングストレートを模した テストセクションにて強度テストを行いました。
(公式よりも若干突起多めセッティングにしています) (テスト内容詳細) ・コース幅 116mm ・コース高さ 50mm ・コース材質 1.6mmスチール ・ロッキング材質 市販ケーブルモール(幅50mm×高さ12.5mm+粘着テープ厚1mm) ・テストマシンベースキット 「No.95366 ミニ四駆 ドッグGT」 ・ピボットダンパー材質 オールFRPにて作成 ・使用ローラー フロント「GP.464 HG 19mmオールアルミベアリングローラー」×2 「GP.381 低摩擦プラローラーセット」の16mm(上段スタビ代わり)×2 リヤ「GP.251 19mmプラリング付アルミベアリングローラー」×4 ・ローラー取付位置 前後ともフロントステーにてピボットの駆動部分を作り、 上記設定の「拡張2」穴を追加工して使用 ・使用スプリング フロント 「ハード」 リヤ 「ソフト」 ・使用電池 ネオチャンプ新品 満充電 ・テストマシン改造内容 前後バンパーレス化 前後にピボットダンパー(上記ローラー取付済み)を取付け マッハダッシュモーターPROに換装 下のムービーセクションを 50回走行させダンパーやマシンに破損等は御座いませんでしたので 結果的にも強度的問題は御座いません。
動作後のダンパーをバネの力で戻すギミックが見た目上 薄く弱く見える部分だと思いますが、 この部分にはバネの力しか掛からない為、 力の掛かる他の部分にプレートの厚みを割り振っております。
設計知識の無い素人目には強度が足りなく見えてしまう 見た目である事は否定致しませんが、 力の掛かり方は計算されていますので問題ありません。
ただしあくまでも製作例は基本形ですので、 不安な方はステーを重ねたり、追加で補強を取り付けるなど、 個々に工夫して頂きお客様オリジナルの より良いギミックに仕上げて頂ければ幸いです。
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